みんな一様に真剣な面持ちだ。
それもそのはず、今わが社では毎月CFO（Chief Executive Officer）育成講習を開催している。
もちろん少数精鋭で財務を真剣に学んでもらっているが、やはり今までなじみのない簿記会計の考え方を会得することは容易ではないようだ。
しかしこの講習で学んだことは
１、日ごろの業務を業務プロセスの入り口からしか見てこなかったものが出口（決算書）から振り返ってみることによって仕事の質が変わってくるという実感（歴史の勉強を過去からではなく現在からさかのぼったほうが楽しいのと同じように）があること。
２、（簿記２級を有する私的に）今まで難しいと思っていた簿記会計は、実は企業や業種によって勘定科目の呼び方が違っていることで理解しにくいだけで、その違いを理解すればそれほど難しいものではないということ。

将来の財務担当責任者を育成しようというわが社にとっては壮大な計画なのである。