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ヨーロッパ新車販売事情
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おいらのエコカー物語
新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)明けのフランスでも乗用車ディーラーによる販売も再開されたが、売れ筋に大きな変化が表れているようだ。
昨年7%であったHV車の売り上げがコロナ後は15%に伸びたとフランス国営F2が伝えている。
最大の理由は以下の補助金、
HV車購入に対し最大で10,000€(約1,300,000円)もの補助金が用意されているのだが、しかしフランス国民の心理はそれだけではないように感じるのだ。
2か月にも及ぶヨーロッパ各国のロックダウンの間自動車の走行も控えられた結果、今まで見たこともないような澄み渡った空気をヨーロッパで見ることができた。
「これっていいかも」と感じるのは当然で、やはりドイツでも今後の経済対策の中にデジタル化と環境対策が盛り込まれている。
今までディーゼル車一辺倒で走り続けてきたヨーロッパで大手自動車メーカーによる排ガス不正が発覚、その後EV車への移行が打ち出されたがやはりいきなりディーゼル車からEV車というのはあまりにも無理があると考えたのだろう。
HVといえばプリウス、アメリカやカナダでは頻繁にみることができたこの車もヨーロッパと中国ではあまり見ることがなかったが、今後はこの二つのエリアでHVの代名詞であるプリウスが売るまくることが予想される。
さすがトヨタの戦略は長期的な視野でとらえたしたたかさがすばらしい。