30年以上デフレ状態にある日本にとって最悪のシナリオがささやかれている。

第二次安倍政権になってから黒田日銀総裁が掲げた２％のインフレ目標でさえも達成できなかったこの国だが、デフレと言ったって物価が上がらない分給料も上がらないから消費者の購買力は変わらないから国民は貧乏を実感しなくて済むし、逆にインフレは物価が上がる分給料も上がるのでこれも心配しなくてよし。

ところがスタグフレーションの最悪なところは給料は上がらないのに物価だけ上がるという経済現象、
なので消費者の購買力が著しく下がり当然国民が本当に貧乏になるということ。
私は大学4年間の間に東京名古屋間の新幹線の料金が5千円から一万円のなるインフレを経験しているが、日本の40歳以下の人たちは一度もインフレというものを経験したことがないのでなかなか頭が切り替わらないのではないだろうか？
私の経験からすると、50年近く前の第一次オイルショックの時がちょうどこのスタグフレーションの状態にあったのではないかと感じている。
とにかくそうならないことを強く願っている。