新型コロナウイルスによる世界経済に及ぼした影響の大きさを後々まで伝える画像をアップしてみる。

イギリスの空港の映像だが、乗客の激減により飛ばなくなった飛行機が所狭しと並んでいる。
このような画像は今後もなかなか見ることができないのではないだろうか？
世界最大の産業は観光産業だといわれているが、それが真実であることを今回のことで思い知らされた気がする。
世界中どこへ行っても観光産業は存在するし、しかもそれは飛行機、船、バスといった移動手段だけでなくホテルやレストランや小売業など影響を受けない業界を探すことが困難となるほど多岐にわたっている。
今までのリーマンショックにしても東日本大震災にしても、打撃を受けた業界や地域が限定的であったためにほかの業界や地域で助けることができたが、今回は世界最大の産業が世界中で大打撃を受けているということを認識しておくべきである。
しかもつい4か月前まで東京オリンピックを前にして、史上最高となる4千万人のインバウンドを見据えて観光バブルに沸き立っていたいた日本であるからその影響の大きさはほかのどの国よりも大きいものになるはずだ。
たとえコロナが終息したとしても、現在の世界各国での感染者数を見ると、そうやすやすと世界中（主に中国）から以前のように外国人観光客がおしよせることは考えにくいし、来年に延期となった東京オリンピックももしかしたら開催されないかもしれないのだ。
したがって我々は今後の世界経済の環境を、今までとは全く別物ととらえて考えていかなくてはならないのである。